ビールの起源に迫る旅をしよう。

「お酒はどうやって誕生したのだろう?」

「ビールの始まりは?」

「古代のビールの味は?再現したい!」

好奇心の強い方なら、自然と考えることだと思います。

発酵飲料を求めて世界中を旅した著者が、考古学をもとに人類とアルコールの関係を探っていく冒険のストーリー】

お酒好きの人は好奇心をくすぐられる内容となっています。

著者のパトリック・E・マクガヴァンは中国の賈湖(ジアフー)遺跡の土器から、約9000年前の最古のアルコール飲料(穀物や野生の果実を混ぜて発酵させた飲み物)の痕跡を発見している方です!

ビールの起源に迫る旅をしよう

この本を読むと世界中の遺跡の科学的な調査に基づいた古代のお酒、生活の様式、様々な儀式など、本を片手にタイムトラベルをしているかのような感覚に浸れますよ(^^)

想像力を働かせれば、変態的なホームブルワーなら【古代のお酒】を再現できるでしょう!

といいますか、すでに調査の一貫として著者はアメリカのDogfish Head Breweryと協力しては「シャトージアフー」として9000年前の味を現代に蘇らせています!

当時の材料、醸造方法を実験しながら(失敗したが口噛み酒の糖化方法を試したり)再現していく過程は興味深く、読んでいてもワクワクが止まりません!

ビールの起源にもなったお酒の味とは?

シャトージアフーは一体どんな味なのか?

ものずごーく気になりますよね?

誘われるようブドウの香り、シャンパンのように非常にきめ細かい泡、もっと飲みたいと思わせるぞくぞくするような後味、皇帝や黄河にふさわしい黄色がかった色。

サンザシの実とマスカット、野花の蜂蜜、脱穀した米と日本酒酵母の組み合わせが、異国風でありながら飲む者に大いなる満足をもたらす飲料を生んだ。

2018年 株式会社 白揚社 酒の起源 著者 パトリック・E・マクガヴァン P79 より引用

なんて魅力的な紹介文なんでしょうね^^;飲んでみたい。

ちなみに賈湖(ジアフー)遺跡のお酒は、ブドウとサンザシのワイン、ミード(蜂蜜のおさけ)、米のビールを混ぜた複雑な発酵飲料です。

この書籍には材料の使い方、発酵方法等がきちんと書かれており「再現したいぜ!」という方、最古のお酒をめぐるタイムトラベルを味わいたい方はとても楽しめる内容です!

アルコールというフィルターを通してみる人類の歩み。

ほんとうに沢山の国と地域を特集していますので、読む際はぜひ世界地図を準備して読むのが個人的なおすすめです!

ABOUT US

ゆきひろ
「メチャおいしいビール造るらしいよ!」って噂されるお爺さんになることに憧れている。趣味でビールを造って遊んでいる。ビールに関する本を毎週よんでいる。 そんな人です。 本の役立ちポイントをまとめてブログに記録しています。 ビールの味を客観的に評価できるようになりたくて「クラフトビア アソシエーション」主催の試験にトライ。 ジャパン・グレートビア・アワーズ2020に審査員として参加してきました。 まだまだですが、毎日コツコツ鍛錬中です。