ビールについて学んでいて、
ビールの【テイスティング能力を高めたい】
と考えはじめました。
「そもそも嗅覚って鍛えられるの?」
「嗅覚を鍛える方法は?」
って疑問がわき、書店で目についたのが、
金沢医科大学耳鼻咽頭科学教授 三輪高喜 監修
カレーにの匂いがわからなくなったら読む本です。
タイトルはビールとは関係ありませんね笑
調香師などのプロと一般の人の嗅覚は違うの?
結論としては、嗅細胞や嗅神経はプロも一般の人も変わらなかった
という報告があるようです。
生まれ持っての能力でなければ工夫と努力のみ!
「じゃ何が違うの?」という疑問がのこりますね。
カレーにの匂いがわからなくなったら読む本でこう言っています。
香りのプロは、嗅ぐ力を日々研鑽し、その匂いを記憶することで、匂いを嗅ぎ分けることができるようになるというわけです。
2019年 株式会社主婦の友社 カレーの匂いがわからなくなったら読む本 21Pより引用
つまり、ものを嗅ぐ機会を増やすことが、嗅ぐ力を高めてくれるのです。
では鍛え方に入ります。
嗅覚低下の予防にも使える!ドイツで実績を上げた嗅覚トレーニング
嗅覚にかかわる神経細胞は、死滅したとしても再生することが可能な稀な細胞のようです。
鍛え方です。
朝晩に、
- バラ
- ユーカリ
- レモン
- クローブ
の4種類の匂いを各種10秒ずつ嗅ぐというもの。
至ってシンプルですね!
4ヶ月続けると約25%、8ヶ月で約40%の人に嗅覚の改善がみられたと報告されています。(感冒後嗅覚障害や外傷性嗅覚障害の患者さん)
嗅覚刺激療法で嗅覚の低下を予防できたという研究報告もあるようです。
なので嗅覚が正常な人は予防に使いましょう。
発表します!
【嗅覚低下のリスクのある人】
そして【リスクを回避する方法】!
嗅覚低下のリスクのある人
1つでも当てはまると嗅覚低下の赤信号!
- 60歳以上である
- 男性である
- 副鼻腔炎にかかったことがある
- 喫煙者である
- 動脈硬化を指摘されたことがある
なかなか厳しいです。
男性で喫煙者は免許停止レベルですかね〜
リスクを回避する方法
- 鼻の病気を治療する
- 生活習慣病を改善する
- 禁煙する
- 運動する
- 風邪が治ったあと長引かせない
以上ざっと覚えておきたいことをメモしておきました。
まとめ
カレーにの匂いがわからなくなったら読む本を応用して、嗅覚低下を予防しつつ、
ビールに関連したアロマを記憶する為のアイテムを探して行きたいと思います。
この本は、
カレーの匂いは嗅覚障害のバロメーターになるよーって話から始まり、
嗅覚と味覚のつながり等を幅広く教えてくれます。
とても大切に思えた一文を紹介して終わります。
私たちがおいしいと感じるのは味覚や嗅覚だけではありません。
料理の色や見た目、温度、舌ざわり、噛みごたえなども大切な要素です。
さらには、食べるときの雰囲気や会話、健康状態などにも複雑に関係しています。
そのため、味覚障害を予防・改善するためには、食生活全体の見直しが必要です。特に、ひとりで食べること(孤食)が続くと、料理の内容や食べる環境への配慮が疎かになりがちです。
2019年 株式会社主婦の友社 カレーの匂いがわからなくなったら読む本 111Pより引用
なるべく家族や友人知人と一緒に食卓を囲む機会を増やすようにしましょう。
補足
嗅覚の衰えに気づく人はほとんどいないそうです。
なのでカレーの匂いがわからなくなって読むと言うよりは、
「自分の大切な人はカレーの匂いがわかっているのかな?」
と疑問に感じる人が読んでみるのもいいんじゃないかなー?
と思ったり…
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