イラストを楽しみながら、気づけばビールの知識もついている!

ENJOY! CRAFT BEERという書籍の写真

「クラフトビールという言葉を聞くようになってきたな〜」

「クラフトビールは気になるけどビールって苦いし、美味しくない…」

気になるけど、どれから飲んだらいいのやら…

そういう人もたくさんいると思います。

たとえば、自分自身も飲み始めた頃は「マズイ!けど我慢して飲んでればいつかは…」なんて淡い期待をもちながら無理をして飲んでいました。

今では大好きですが、美味しく感じないまま「ビール無理だわ〜」と思ってる人も多いはずです。

そしてこの本はそんな人にぴったりな1冊となっています。

ビールをイラストで!

まずこの本は、著者が主人公となっているコミックエッセイのような作りとなっています。

登場人物(著者)の紹介をしておきますね。

ビールが嫌い岩田リョウコさん(@ilovecoffeejp

  • 文筆業、イラストレーター
  • 在米中にアメリカで出版した【Coffee Gives Me Superpowers】はアメリカアマゾンで1位。世界5カ国で翻訳
  • コーヒーとサウナを愛している

ビールを愛しているスコット・マーフィーさん(@scottallister

  • アメリカ出身のミュージシャン
  • ソロ名義のアルバムは累計50万枚を売り上げる
  • Weezerのボーカルと一緒にアルバムを出したり、細美武士とのバンドを組んでいる

異色のコンビが、異色の視点でビールを教えてくれます。

極端な話ですがイラストが素敵すぎて、ビールに興味がなくても楽しめますよ!

物語は、ビール嫌いなリョウコがスコットに連れられてビアパブへ行くところからスタートします。

そこでコーヒー入のスタウトを勧められ(リョウコはコーヒー大好き)、ビールの虜になっていくストーリーです。

ビールって黄色で苦い飲み物って思ったら大間違い!

じつはたくさん種類があって、色も薄い色から黒まで、そして味もフルーティーで軽いものから、アルコール度数が高いドッシリしたものまであらゆるスタイルがあるんだよ byスコット

2020年 株式会社 KADOKAWA 著 スコット・マーフィー 岩田リョウコ エンジョイ!クラフトビール 10Pより引用

ビールの苦味が嫌いな人も、ビールは多種多様なので好みを見つけるのは難しくないと思うんですよね。

ビールのイラストを見ながら気づけばビールの知識もついている!

活字が苦手な人もあっという間に読めます。理由を3つほど!

  • ページの色使いカッコいいキャラクターもイラストも異国情緒にあふれスイスイ読める!
  • イラストと文字量のバランスが快適!気づけば読み終わっていた!
  • 志賀高原ビールの代表やクラフトビアマーケットの代表との対談も掲載!興味を惹かれる!

「クラフトビールに少し興味があるんだけど、簡単に読める本はないかな?」

という方には、面白さ、読みやすさ、ちゃんとビールの知識が身につく!という点でこれ以上の入門書は無いと断言できます。

まとめ

この本は他のビール関連の書籍とは全然違います。

なぜなら、主人公が元々ビールが嫌いだからです笑

女性のビールの見え方
外国人のビールの見え方
ビール嫌いな人の気持ち
ビールを愛している人の気持ち

いろいろな視点が感じられてより深くビールを理解できる。

そんな一冊でした。

単純なイラストの本としても楽しめる、センスに溢れるカッコイイ書籍です。

この本から得られたもの

  • ビールを飲み始めた頃の気持ちを思い出した!
  • ビール仲間を増やしたいときの、ビールの勧め方を学べた!
  • P82でスコットがアメリカにいる頃のホームブルーの体験談を紹介。
    ホームブルーが文化として根付いている国の雰囲気を感じ取れる!

ビール仲間を増やしたいときの、ビールの勧め方なんですが参考になったのはスコットのビールの勧め方です。

たとえば僕なら、「ビールが苦手な人にはヒューガルデン(ベルギーの白ビール)かな?」

という具合で勧めちゃいます^^;

しかしスコットは相手の好みに合わせて【コーヒースタウト】をチョイスする。

忘れちゃいけない相手本位の想像力。

勉強になります!

ABOUT US
ゆきひろ
「メチャおいしいビール造るらしいよ!」って噂されるお爺さんになることに憧れている。趣味でビールを造って遊んでいる。ビールに関する本を毎週よんでいる。 そんな人です。 本の役立ちポイントをまとめてブログに記録しています。 ビールの味を客観的に評価できるようになりたくて「クラフトビア アソシエーション」主催の試験にトライ。 ジャパン・グレートビア・アワーズ2020に審査員として参加してきました。 まだまだですが、毎日コツコツ鍛錬中です。