まず材料が豪華でびびりました!
- 麦芽はカナダ産の二条大麦
- ホップは世界最高級のドイツハラタウ産
- 酵母はドイツミュンヘンの酵母銀行で選ばれた下面発酵酵母
- 水は秩父山系の天然水
ホッピービバレッジ株式会社という、創設は明治38年(2020年時点で115年)の歴史ある会社が造っているんですね。
実はエリート材料で作られる元祖ビアテイスト清涼飲料水だったんです。
アルコール度数は約0.8%。アルコール度数が低いという事は雑菌の汚染リスクが高いので醸造には高度な技術が求められるようです。
高度な技術…ホッピーさんはビールも造っているので非常に気なります。
勝手なイメージで、「どこかの大手がついでに造っている焼酎の割り物」という認識しかありませんでした。
ホッピーさん失礼しました…
こういった新しい発見があるので読書は面白いです。
今回はこの書籍を読みました。
この書籍の「ホッピーの真実」というコラムを読みホッピーの凄さに気付かされました!
著者の藤原ヒロユキさんは「飲みすぎたけど、もう一杯飲みたいな〜」ってときにホッピーを何も加えず飲むそうです。
コラムはいろいろと気付かされて面白いですよ。著者が考える最悪な食事マナーも為になります。
どんな人におすすめの内容?
- ビールの入門書として使えると思います!
コンセプトとしては、「ビールは黄金色に輝く透明感のあるシュワシュワしたお酒」
それだけじゃないんだよーってことを著者の藤原ヒロユキさんのイラストと共に楽しみながら学べます。
ビールって何から出来るの?
ビールってどうやって出来るの?とうい基本的なことから
ビールのスタイルと代表的な銘柄
テイスティングノート(コピーすれば書き込んで使えるので便利)
藤原ヒロユキ流ペアリング・メソッドという料理とビールの組み合わせ26種
最後にビールにまつわる知識を紹介しています。
- テイスティング練習の参考資料として。
日本地ビール協会といものがありまして。
ビールの審査会や、イベントなんかを催しています。
ビールの審査会で使うビアスタイル・ガイドラインというものがあるんですが、
米国ブルワーズ協会の承認のもとに英文と日本語訳付きで、日本地ビール協会が発行しています。
そして2018年の物は111種類のビールのスタイル(種類)が掲載されています。
前置きが長くなりましたが、数々のスタイルがあるビール。
購入したビールがどのスタイルに該当するのか分からない場合があります。
ビアスタイル・ガイドラインにも個別の銘柄までは載っていませんし。
でも、本書には49種類のスタイルに対して、スタイルの好例となる銘柄が載っておりビアスタイル・ガイドラインとの仲介役になってくれる一冊となっています。
まとめ
この本が向いているのは、ビールとはなにか?をとりあえず知りたい人です。
ビールの入門書としてイラスト付きで学べる内容となっています。
そしてビールのテイスティング能力を上げたい人にもおすすめとなっていました。
著者の藤原ヒロユキさんは世界のビールのコンクールにジャッジとして呼ばれるようです。
テイスティングのやり方についても第4章をまるまる使って(15ページほど)解説していますのでテイスティング能力は向上するはずですよ!
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