このマンガは 菌が見える主人公 沢木惣右衛門 直保と仲間が 農大でおりなす バカバカしい物語(8巻の104ページ引用)だそうです笑
農大に入学した主人公と仲間たちの1年間の成長を追った全13巻となっています。
内容は発酵とお酒をテーマとしており、
8巻はビールをテーマとしています。
なので8巻を中心に紹介したいと思います。
このマンガはこんな人におすすめ!
- とりあえずビールを学びたいけど、どんな本を買ったらいいのかわからない人。
- ビールを学び知識が付いてきたぜ!って人。
①とりあえずビールを学びたいけど、どんな本を買ったらいいのかわからない人。
8巻は最初の7ページを使ってざっくりとしたビールのスタイル(種類)の説明、材料を知ることが出来ます。
手っ取り早くビールの知識を得たいぜ!って場合は8巻から読んでも分かるようになっています。
ですが、
おすすめとしては1巻から読むのがいいかと思います。
1巻は菌が見える主人公が入学早々、大量の菌が地面から噴出しているのを発見するところから始まります。
地面から噴出している菌は人の大きさ位。
入学式で貰った尋ね人のビラ…。
警察も出動する事態となります。
しかし埋まっていたのはアザラシの死体で、実はアザラシの漬物だった…
アザラシの漬物なんて聞いたことありますか?
1巻から読むと、このように世界の発酵食品、日本酒、ワインなどの他のお酒の知識を得つつ、登場人物のキャラクターもつかめるので楽しみながら読む事が出来ます。
②ビールを学び知識が付いてきたぜ!って人。
ある程度勉強をして知識が少しついてくると、なんでも知っている気になっちゃってる痛い自分に気づくときがあります。
「発泡酒ってビールじゃないよ、本物じゃないし美味しくないよ!」とか。飲んでもないくせに…。心当たりがある人は読んだほうがいいかと思います。
久々にもやしもん(8)を読み返してそんな自分に気づけました。危なかった…笑
定期的に読むといいかもなーと感じましたので、
樹教授(みんなに気づきを与えてくれる役)の温かい言葉をメモしようかと思います。
選択に幅があるというのは実に豊かだと思わないかい?
2009年 株式会社 講談社 著 石川雅之 もやしもん8 81Pより引用
飲み会の次の日の朝に、樹教授が鰹節を削り味噌汁を造ってくれるシーンでの一言です。
朝の忙しいときに鰹節を削る暇はない。なんなら化学調味料でも安くて早く食事が作れる。
選べることこそが大事で、この国の魅力だ。とおっしゃっています。
日本のビール四大メーカーは常に良質な新商品を生み出しその種類は膨大だ
大手ビールメーカはドーンと巨大で安泰しつつ大量に生産している
大手のビールメーカーは言う人に言わせれば、どれもこれも似かよった味とも言えよう
酒税法上ビールでないものを「まるでビール」だとか「ビールそのもの」とか変な文句つけて売ってみたり
ある意味では大手メーカーには文句のつけドコロは山ほどあるだろう
それでも地ビールから見りゃその牙城は崩し難くうらやましくもあるかもしれないが、
大手というのは逆にその分、日々大量の批判とも戦いつつ切磋琢磨している。
2009年 株式会社 講談社 著 石川雅之 もやしもん8 83Pより引用
改めて大手のビールの大変さなんて考えたことがなかったなーと実感しました。
それに発泡酒も金欠のときには優しく待ってくれているし。
本物がいいとか、偽物が悪いという単純な話ではなく、いろいろなチョイスを楽しめる事って素敵なことだなーと改めて感じました。
「ビールを学ぶのに今更マンガ?笑わせてくれるぜ!」って人は手にとって見ても損はないと思います。
コメントを残す