たった一冊で世界10社のビールのレシピが手に入る!ブリュードッグ流『新しいビールの教科書』

この本はイギリスのブリュードッグ創設者であるジェームズ・ワット&マーティン・ディッキーと、フリーランスでビールのことを書いている記者リチャード・テイラーによるみんなのためのクラフトビールをテーマとした本でした。

ブリュードックという会社は、2006年から家の車庫の中で2人の男と1匹の犬でスタートし2016年には従業員750人(と犬1匹)という急成長している会社です。

本の作りとしては6つの章がありブリュードッグがまず目指したシエラネバダのペールエールを入門銘柄として強くおすすめ、紹介してくれています。ホップの香りが豊かでみずみずしく最高に美味しかったな!

1章、2章ではビールの味わい方を、見た目、香り、味わい、口当たりの観点から解説してくれ、ビールってこういう材料でこんな工程で造られるんだよーってことを教えてくれます。

個人的に一番役に立つなーと感じた3章。

ビアスタイルをまとめた本の守護者であるビアジャッジ認定プログラム(Beer Judge Certification Programme、BJCP)は、79ページにわたる文書に記載された、目から、いや口からよだれが出そうな、最も細かく分けると118の異なるスタイルを掲げている(2015年)

2019年 ガイアブックス 著 リチャードテイラー ジェームス・ワット&マーティン・ディッキー 『クラフトビールフォアザピープル』84Pより引用

ビアスタイルって118もあるのか〜財布が‥と思いきやこの本はビアスタイルを大きく8つに分類して各スタイルごと4種類のビールを具体的に紹介しています。

強引さはあるけれど、例えばラガーの項目ならラガー、ケルシュ、ヴィエナラガー、セゾン。そして代表的な銘柄を各4種類ほど記載し、ビールの解説や香り味わいについても記載があるので1人でテイスティングをする際も偏りや思い込みを減らす事ができそう。

役立つと感じた3章。でも一番好きなのは4章!

自分でビールをつくるという章でこれから自家醸造をしてみたい!(日本では1%未満ね)て人には作り方の流れがざっくり理解できると思う。この本だけでは難しそうだけれどね。すでに造っている人や、小さいブルワリーさんなんかは写真付きの解説やトラブルへの対処法も書いてあって復習の感じで読んでも発見があると思います。

そしてこの章ではなんとブリュードッグのビールレシピ10種(ブリュードッグのレシピは無料で公開していてダウンロードもできるみたい)、みんなんのためのクラフトビールの考え方を共有している会社が10社もレシピを公開している。こんな素敵で太っ腹な会社を応援したいのでここに書いていきます。

  • ブルワリー  ビール名
  • ビーバータウン ガンマレイ
  • マジックロック ダークアーツ
  • モダンタイムズ フォーチュネイトアイランド
  • ヴィクトリーブルーイングカンパニーダウニングタウン ホップデビル
  • クロマーティブルーイングカンパニー AKA IPA
  • クラウドウォーター ベルガモットホプフェンヴァイセNo.1
  • ソーンブリッジブルワリー ハルシオン
  • ストーンブルーイング スモークトポーター
  • バクストンブルワリー インペリアルブラック
  • ミッケラー イッツアライブ

5章では料理も提供してるブルーパブの料理担当の方は役立つと思います。ビールと料理について、どう合わせるかなぜ合うのかを強さ、味わい、対比の観点から解説をしています。料理のレシピ20種とそのレシピに合うビールの紹介も記載され、どのメニューの写真も食欲と好奇心をそそられます。

6章は付録とありユーモアを感じる内容となっています。ブリュードック監視ノートというジョークの効いたメモ帳があり、飲んだビール、時間、一緒に飲んだ人、ヒゲを生やしている人は最大何人いた?とか書き込む項目がたくさんあります。ふざけているし面白いけれど真面目にメモをしていったら、多分この日の事は記憶に残り忘れないでしょう。

ジェームスとマーティンのバー巡りという項目では世界中のオススメのバーを11店舗紹介してくれています。日本のバーも2店舗紹介されているので興味のある方は書店へ行って本を買うのもいいかもしれません。

まさにブリュードック流ビールの教科書という印象で読み応えもあり、ビール好きは必読だと感じました。

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